2018年07月23日

独学はつらいよ・・・



ある本の著者によると、この世には
「追いかけるべきではない3つの事」
があるそうです。

一つ目は、行ってしまったバス・・・
まぁ、バスは中学以来乗ったことがないし、長野県民は大体車移動なので、大丈夫か(笑)

二つ目は、去ってしまった女性・・・
これは、なんども経験がありますが・・・(笑)
そこらへんは女性と男性は全く考え方が違うようですねぇ。

三つ目は、生成文法・・・
これは1950年台くらいに、アメリカの言語学者のノームチョムスキーが提唱した今主流となっている言語学。
私がはまっているものの一つです。

大学の3年くらいに初めて、音韻論・形態論・意味論・統語論なんていう分野を知って、卒論では形態論について初歩的な内容のものですが、書いてみました。形態論だけは、それなりに知識があったわけです。

どういう理由かは不明ですが、ごくごく最近になって、またこういう分野に興味が出てきて、気が付けば家には言語学系の本が30冊以上ありました(;^_^Aおそらくここ2年くらいで集めちゃったようです。

意味論、語用論、社会言語学などについても一通りチャレンジしてみましたが、どの本でも大体、ほんの真ん中あたりから理解が厳しくなります(-_-;)今は特に統語論に関しての本を3冊くらい読んできていますが、ものによっては5回くらい読んで、ようやくいろいろな知識ががつながってくるんです。昨日はGB理論と呼ばれる中の、格理論とΘ理論がほぼほぼ理解できました(笑)

”格”については、英語史などにも触れるとかなり多くの格があるんだなぁ、とまず知らされます。
英語を勉強してると、おそらく主格・所有格・目的格という名前には触れるかと思いますが、それ以外に、属格・与格・体格・斜格・具格・通格などという格には触れてきました。

もぉ、やればやるほど、自分がこれまでどれほど勉強をしてこなかったかを思い知らされます・・・(;'∀')
こうやって、苦戦をしながら少しずつ理解を重ねているので、塾で指導を受けられるのはいかに効率がいいのか、も同時に実感します。
以前に書いた、凄い奴シリーズの抜群に理解度のある生徒には、「新情報」と「旧情報」による、省略や語順などと、こういう言語学の知識も入れながら指導をすることがあります。前回の授業では、「パイドパイピング」の話もしたりと・・・。とても中学生と思えないほどの知識量を持ちつつあります('ω')

多分、普通に大学に進んで、働いて・・・とやっていると絶対触れ合うことがないだろうという知識でしょうが、そういうことも伝達できることはこちらも幸せですし、生徒も幸せかと思えます。

休日には大体一人でこんな本を読みながら過ごしているので、たまに家族や親せきに会ってコミュニケーションをとると、自分が随分と変わった人間に感じてしまいます。。まぁ、最近は全然気にしなくなりましたが(笑)
  


Posted by アーサー学院 川中島校 at 15:03Comments(0)日記